2020. 02. 24. mon
BAR & DINING
「畑と食卓の新しいつなぎ方」〜益田市の農家調査をもとに考える〜(一社)持続可能な地域経済社会総合研究所 in MASCOS HOTEL 地域経済循環セミナー開催。
2020年1月21日(金)(一社)持続可能な地域経済社会総合研究所、益田市産業支援センター主催による地域経済循環セミナー「畑と食卓の新しいつなぎ方」〜益田市の農家調査をもとに考える〜が開催されました。
昨年の益田市・経済循環シンポジウム~飲食店編~に次ぐ二回目となります。
今回は、地産地消の土台である生産者(益田市内の農家)さん対象の聞き取り調査結果報告と、益田市内の若手生産者さんをゲストに迎えてお話をお聞きする中で、益田市の生産者が抱えている課題や未来の生産者像をイメージいただき、益田市の畑から食卓までの新しいつながり方を参加者の皆さんとともに考える会にしたいというのが主催者側の想いです。
申込期日前に定員数を満たし、皆さまの興味関心度の高さがうかがえたこのセミナー、これから地域の抱える問題の解決の糸口になった気がしました。
セミナーには山本浩章市長もお越し頂き挨拶を頂戴いたしました。
(一社)持続可能な地域経済社会総合研究所(以下、持続地域総研)所長:藤山浩氏、田中宏美研究マネージャーによる「益田市の農家調査報告」新世代生産者の声として農家/合同会社本山農産・代表社員:豊田翔一氏の取組と農家の現状を聞かせてもらいました。
“農家は、野菜の出荷先がないと農業を持続することは難しいし、生産者と買い手をつなぐハブな役割の人材が必要不可欠である”と共通の課題をあげられていて、まさに経済循環の仕組みを考え直さなければならない時期にきているのだと思いました。
また、全国で先駆けて行われている地産地消の事例とこれまでの不特定多数を相手にする生産と流通のつながり方とは違う新しいつながり方の事例踏まえ、講師であるライター:甲斐かおりさんのお話しはとても参考になりまた共鳴する部分が多くありました。
マスコスホテルバーアンドダイニングで使っている野菜も直接生産者さんから手渡しで受け取っているものが多く、料理する側も感謝して大切に使うという気持ちが美味しさの秘訣ではないかと思っていますのでこれからも積極的に取り組んで行こうと思います。
特に地域で連携し顔が見える関係づくり、色々な地域・分野にも横展開できる仕組みづくり、お客さまと関わりしろをつくるブランドづくりが大切になってくるのではと思います。
このような地域経済循環を共に考える機会も設けることができありがたく思うとともに、私共もこれからもより地域社会に関わっていきたいと思いました。